『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著)を紹介いたします。
日本でも15万部突破! 売れてます★
★【世界的話題作、ついに上陸】全世界累計200万部、55言語で刊行★
★【世界が絶賛】Amazon.comで3万件以上の高評価★
★「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」ウォール・ストリート・ジャーナル★
このように世界的、大ベストセラーの本です。
なぜ、こんなにも世界的に注目されているのか、私なりに要約して解説します。
- 投資で資産を築きたい人
- 今まで投資で失敗した人
- お金についての普遍的な真実や知恵を知りたい人
本の紹介
■内容
世界が絶賛! 超話題のマネー本がついに上陸。破産した大富豪と10億円もの資産を築いた地味な清掃員。2人にあった違いとは? 資産を築けない人の特徴、そしてお金を手にし続けるために大切なマインドセットを紹介する一冊。もうこれで、一生お金に困らない!
■著者 モーガン・ハウセル(Morgan Housel)
ベンチャーキャピタル「コラボレーティブ・ファンド社」のパートナー。投資アドバイスメディア「モトリーフール」、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニスト。米国ビジネス編集者・ライター協会Best in Business賞を2度受賞、ニューヨーク・タイムズ紙Sidney賞受賞。妻、2人の子どもとシアトルに在住。
出典元:https://www.diamond.co.jp/book/9784478114131.html
この本を読むとどうなる?
「テンバガー(株価が10倍になること)になる株はどれか?」「1年で資産を倍にする方法は?」
残念ながら、このようなことはこの本には書かれていません。
しかし、この本には「資産を築くのに、特別な才能はいらない。そして、その方法が書かれています。」
また資産を築いた後に、散財して無一文になるほとが少なくないです(書籍にもその例が多数掲載)。
そうならないためにも「資産を築いた後に、散財しない健全な金融リテラシー」が書かれています。
- 資産を築くのに、特別な才能はいらない
- 誰でも資産を築く方法
- 健全な金融リテラシー
資産を築くのに、特別な才能はいらない
本の冒頭、地味な清掃員リードが800万ドルの資産を残した逸話が出てきます。
この清掃員、宝くじが当たって訳でも、遺産が転がり込んできた訳でもない。
彼がしていたことは、ただ一つ。
若い頃から節約して金を貯め、それを優良株に投資していただけ、数十年が経過し、小さな投資額は複利効果で800万ドル以上に膨れあがっていた。
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著) 6ページ
ファイナンスの世界では、このように清掃員でも、トップエリート並みに資産築くことが可能なのである。
誰でも資産を築く方法
「清掃員リードは、株の目利きができただけ。」
このように思う人もいるでしょう。確かに、その要素もあるでしょう。
しかし、それより清掃員リードに800万ドルの遺産をもたらしたものは、何十年という長期投資による複利効果です。
時間は投資における最大の武器である。時間は小さな積み重ねを大きく膨らませ、大きな風化させる。運やリスクをなくすことはできないが、時間をかければかけるほど望む結果を得やすくなるのは確かである。
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著) 299ページ
例として、“投資の神様”ウォーレン・バフェットの資産推移が登場する。
本書の執筆時点で、バフェットの純資産は845億ドル。だがそのうち842億ドルはバフェットが50歳の誕生日を迎えた後に増えたものであり、さらにそのうち815億ドルは(中略)60代半ば以降に増えたものだ。
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著) 78−79ページ
(中略)
ウォーレン・バフェットの経済的成功の秘密は、若い頃に経済的基盤を築き、長時間にわたって投資続けたことにある。バフェットの投資技術は優れている。だが成功の最大の要因は“時間”だった。
資産を築く最重要なことは「黙ってじっと待つ」(長期投資で複利を効果を得る)ことなのです。
また不況だから投資を中断するのは投資のパフォーマンスを下げるだけである。
不況時にも同じ戦略を貫くことほど、長期的に投資のパフォーマンスを上げる要因はない。(中略)過去の実績に基づけば、米国市場で利益を上げられる確率は1日なら50%、1年なら68%、10年なら88%、20年では(現在のところ)100%になっている。ゲームに参加し続けるほど、はっきりと勝率は上がっていくのである。
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著) 174ページ
個別株に投資する必要はない。それは(個人的な)目利きが必要になる。それならば、米国なら「S&P500」、日本なら「TOPIX」に連動するインデック投信に投資すればいいのである。
上記、勝率なのですから。
健全な金融リテラシー
この書籍には、清掃員リードとは対照的に、資産を築いたビジネスエリートが破産する例もたくさん出てきます。
なぜ彼らは、資産を築けたのに破産してしまったのか?それは金融リテラシーが低かったからです。
その戒めとして、書籍には下記のように書かれています。
お金に関する考え方は人それぞれだ。重要なのは「この方法で投資をすれば、私は安心して眠れるだろうか?」と自問することだ。
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著) 299ページ
投資リスクの許容度は人それぞれである。その投資リスクをとっていても「安心して眠れる」ならば、それは許容度の範囲内なのです。
逆に、「不安で眠れない」ならば、(あなたにとって)その投資リスクはとるべきではないのです。
まとめ
今回は『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』(モーガン・ハウセル/著)を紹介しました。内容に興味を持たれた方は、是非、本を一読ください。
「資産を築くのは長期投資」とも紹介しましたが、実際の仕方を下記で紹介しています。こちらの記事も是非とも併せて読んでみてください。