『リーダーの仮面』(安藤広大 著)から学ぶ、仕事におけるルールの重要性

『リーダーの仮面』(安藤広大 著)から学ぶ、仕事におけるルールの重要性 仕事のコツ
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『リーダーの仮面』(安藤広大 著)には、思考をアップデートできる内容が多々ありました。

特にタイトル通りリーダーの方」「リーダーになる方」には、必須な考え方だと思います。

(もちろん、リーダーでない方も、仕事をするうえで知っておいた方が参考になります。)

この記事では、本の中に出てくる「仕事におけるルールの必要性」を紹介します。

「ルールなんて煩わしい!」と、思われる方もいると思います。

しかし、「ルール」は必要なのです。

この記事では、「ルール」の必要性を解説しています。

この記事を読むことで、「ルール」を設定・遵守するメリットを理解できるでしょう。

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会社に「ルール」がないとストレスが溜まる

「えっ?逆じゃないの?」と思われる方もいると思います。

リーダー(上司)から、下記の指示があった場合を考えてみましょう。

(例)「ルール」がない指示
  • 「自由にやってください。ただし、利益を上げてください」

めちゃくちゃ手抜きな指示だと感じませんか?

これで自分が結果を出した場合、「リーダー(上司)の指示が良かった」となったら、腹立ちませんか?

またこの指示だと、途中にリーダー(上司)から「あの行動はNGだった」等、後出しで注意されることが出てきたりします。

なぜなら、ルールが明文化されていないため、後から何とでも言うことが可能だからです。

ルールがないと、リーダー(上司)は「後出し」が可能なのです。

しかも、この例で「利益」としか言っていないので、具体的な金額(ゴール)も曖昧です。

同僚もルールなく動いているため、協力を求めることも困難です。

(「自分(同僚)が自由にやることに、協力は含まれていない」ので。)

結果、リーダー(上司)の顔色をうかがい、空気を読みながら行動するしかなくなります。

「ルール」がないのは、ストレスになるです。

「明文化された適切なルールがある方が、人は楽」なのです。

(そして、自分がやるべき仕事に集中できる。)

そして、「ルール」を作り・守らせるのが、リーダーの職務です。

「姿勢のルール」を守らない人は、意図的に守っていない

ルールには、下記の2種類あります。

「行動のルール」

会社が設定した目標と連動したルール。

「守れる場合」と「守れない場合」があり、それによって評価される。

  • 例1:「1ヶ月に10件の契約を取る」
  • 例2:「会社に年1,000万円の利益をもたらす」
「姿勢のルール」

「できる・できない」が存在しないルール。

  • 例1:「挨拶をしましょう」
  • 例2:「会議を遅れずに参加しましょう」

「姿勢のルール」は「やろうと思えば、誰でも守れるルール」です。

つまり、「守らない人」=「意図的に守っていない人」ことになります。

そんな人が、評価されることがあるでしょうか?

仮に一時的に評価されてたとしても、いつか化けの皮が剥がれるでしょう。

「姿勢のルール」すら守れない人は、将来、大きな仕事を成し得る可能性は低いのです。

また「姿勢のルール」は「不文律」や「暗黙のルール」では意味がありません。

そのルールを明文化し、関係者でシェアすることが必要です。

「姿勢のルール」で注意すべきこと
  1. ルールが人によって異なるのはNG
    (誰かを特別扱いするのはNG。されていない人間の不満が溜まる。)
  2. ルールは「全員が守れる範囲」で統一
    (特定の人しか守れないのは、「姿勢のルール」ではない。)
  3. 最初に決めたルールが絶対ではない
    (「ルールが間違っていた」「不備があった」場合は、その都度、変更する。)

ルールには、「誰が」「何を」「いつまでに」が必要

「ルールを守らせるポイント」
  • 「“誰が”“何を”“いつまでに”やるかを明確にする」

これを満たしていないルールは、すべて「ダメなルール」です。

当たり前のことなのに、多くのルールで満たしていません。

(私の会社でも、このようなルールが散見されます。)

結果、下記ような言葉とともに、ストレスと残業時間だけが溜まったりします。

「自分の仕事だと思っていなかった。」「そのことだと思っていなかった。」「まだ先だと思っていなかった。」

また標語みたいなルールもNGです。

誰も自分ごとにならず、ルールが形骸化するだけです。

標語みたいな「ルール」
  • 「職場はキレイにしましょう。」

➡︎誰も自分の仕事と思わないので、誰も掃除しない。

(掃除する人がいても、限られた人だけしか掃除せず、その人の不満が溜まります。)

このように、「誰が」「何を」「いつまでに」が無いと、見えないルールで皆んなが疑心暗鬼になり、人間関係がギスギスしてしまうのです。

まとめ

今回の記事では、「『リーダーの仮面』(安藤広大 著)から学ぶ、仕事におけるルールの重要性」を紹介しました。

「不文律なルール」を「明文化」することで、無駄なストレスにサヨナラしましょう。

その結果、仕事の効率が上がることでしょう。

また下記の「あわせて読みたい」では、同じ著書から「仕事で目標設定する際、必要な項目・コツ」を紹介しています。

さらに「ピックアップ」では、仕事の効率化を実現したい方におすすめの記事です。

効果的な仕事の取り組み方のコツを紹介しています。

悩んでいる会社員の方々にとって、仕事の効率化を実現するためのヒントが詰まった記事となっています。

参考文献

『リーダーの仮面』安藤広大(2020年/ダイヤモンド社)

参考文献⏬の本を読むことで、さらに理解を深めることができます。

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