誰でも今日からでも伸ばせる!賢くなるための思考法

誰でも今日からでも伸ばせる!賢くなるための思考法 考え方のコツ
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皆さんは「The Intelligence Trap(知性のワナ)」という言葉をご存知でしょうか?

デビット・ロブソンが2020年の自身の著作で提唱している言葉です。

我々の固定概念として、「知識指数(IQ)が高い人」=賢い人と勘えがちがあります。

しかし、「知識はあるのに/一流大学を出ているのに、この人あんまり…。」という人に出会ったことなないでしょうか?

(例えば、「決断をミスる」「知能は高いのに仕事ができない」「フェイクニュースに騙される」「変な陰謀論にハマっている」等)

その様な人たちが陥っているのが、「The Intelligence Trap(知性のワナ)」なのです。また特定の人だけでなく、誰でも陥る可能性があるワナです。

この記事では、「なぜ賢い人でもその様な状況に陥るのか?」を解説して行きます。

また読書の方が同じ様な状況に陥らない様に、気をつけるべきことも併せて、解説します。

(さまざま実験や論文、本を集約したThe Intelligence Trap: なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか(デビット・ロブソン 著)』を参考文献としています。)

「頭のいい人だから」と、手放しで信じてはいけないのです。

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賢い人は、愚かな思考に人並み以上に陥りやすい

どんな人が陥る行動?
  • 自らの過ちに学ばない
  • 他人のアドバイスを受け入れない
  • 失敗した時、自分の判断を正当化するのが得意

【結果】自分の見解にますます固執する。

この様な特徴を聞いて、どのような人だと推測するだろうか?

大概の人は、「頭の悪い人」を想像するでしょう。

しかし、これは「賢い人」が愚かな思考に陥る場合の行動なのです。

その例は枚挙にいとまがないです。エイリアンの存在を認め、エイズを否認するキャリー・マリス(ノーベル賞受賞の化学者)。似非科学を生涯信じたアーサー・コナン・ドイル(小説家)。メンバーの44%が占星術を信じており、56%が地球外生命体が地球を訪れたと考えているメイサ(IQが高い人々の団体)。

「IQ」が高いだけでは、適切な判断はできない

「IQ(知識指数)」が高いと、事実を学んだり、思い出したり、複雑な情報を迅速に処理したりすることが可能です。

しかし、その高いIQを適切に使いこなせるかは、別の知能が必要なのです。

それがなければ、「IQが高く」なるほど、思考は偏ってしまい、愚かな(非合理な)行動をしてしまいます。

また合理的な行動(思考)と「IQが高い」ことに相関関係がないことも明らかになっています。(参考文献 P68)

「IQが高い人」に多い非合理的な行動
  • IQが比較的高い人は、アルコール消費量が多い傾向あり
  • ローン返済の躓き、破産
    IQ140の14%がクレジットカードの限度額まで使用↔︎平均的 IQ100では8.3%

    (IQ140の人が、長期的な投資や貯蓄に回す傾向も強くなく、平均より僅かに多いだけ)


「IQが高い人」は問題が発生しても、うまく対処できると思い込み、危ない橋を渡ることが指摘されている。

それどころか、過去の事例からは、「IQが高い人は」自らの思考の欠陥に気づかず、「高いIQ」を使用して、(自分に都合の良い証拠しか認めず)過ちを正当化する理屈を考え続ける可能性すらあるのです。

知能には「分析」「創造」「実務」がある

「IQ」だけが、「人生の成功を成し遂げる知能(能力)」ではなく、知能には下記の3つが存在すると参考文献は指摘します。

人生の成功を成し遂げる知能(能力)
  • 分析的知能
    「事実を学んだり、思い出したり、複雑な情報を迅速に処理」する能力(=IQ)
  • 創造的知能
    「発想・想像・推測」の能力
  • 実務的知能
    「アイディアを計画・実行する」能力
    「現実の複雑な曖昧な問題に可能なかぎり手際よく対処」する能力

この3つの知識を伸ばすことが、「人生の成功」に辿りつきやすくなるのです。

(ちなみに「創造的知能」「実務的知能」と「IQ(分析的知能)」との相関関係はなし)

知能を伸ばす9つのポイント

「分析」「創造」「実務」の知能を伸ばすのに必要なポイントが下記です。

始める
  • 好奇心
    驚き、考え、「なぜか」と疑問を持つ姿勢。理解したい、探求したいという渇望。
  • 知的謙虚さ
    社会的地位や名誉に拘らず、自らの知的限界や誤りを素直に認める姿勢。
  • 知的自律
    積極的、自発的に考える能力。自分で考え、結論を導き出す能力。
やり遂げる
  • 集中
    学習プロセスに「全身全霊で」取り組む姿勢。意識的かつ積極的に学習するよう努力する。
  • 知的慎重さ
    知的落とし穴や誤りに気づき、回避する姿勢。正確さの追求。
  • 知的徹底さ
    説明を求め、また与える姿勢。表面的な答えでなく深い意味と理解を追求する。
困難を乗り越える
  • オープンマインド
    既存の枠組みに捉われずに考える力。反対意見にも公平かつ真摯に耳を傾ける。
  • 知的勇気
    恥ずかしさや失敗の不安などに、負けず粘り強く考え、意見を伝える。
  • 知的粘り強さ
    知的困難や苦闘を受け入れる姿勢。目的から意識を逸らせず、諦めない。

「やることがいっぱいあって出来ない!」という方は、反対意見を予想しながらモノを考える(相手の立場に立って自分の意見の反証を探す)。これだけできれば、愚かな決断を回避できる可能性は高まるでしょう。

まとめ

今回は「The Intelligence Trap(知性のワナ)」について解説しました。「The Intelligence Trap(知性のワナ)」も大切ですが、「自分の知識を向上させるための勉強方法」も大事です。

以下の記事では「効率的な勉強方法」について解説していますので、こちらの記事も是非とも併せて読んでみてください。

参考文献

The Intelligence Trap: なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか』デビット・ロブソン(2020年/日経BP)

参考文献⏬の本を読むことで、さらに理解を深めることができます。

The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか [ デビッド・ロブソン ]

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