あなたはどのように読書をするでしょうか?
私は当たり前の様に、最初から最後まで通して読んでいました。もちろん小説や娯楽で読むなら、この読み方しかないと思います。
しかし、一冊通して読んでるのに、読んだ内容を忘れてしまうことが多々あります。小説や娯楽で読むならいいのですが、ビジネス書や実用書もほとんど忘れているのが現状です。
そこでこの書籍です!
この本では、「必要な箇所だけを読む」読書術を紹介しています。この読書術を駆使すれば30分で本を読むことも可能です。もちろん本の内容も理解できます。
「そんなの邪道だ!」「著者に失礼だ!」と言われる方もいるでしょう。しかし、「2〜3時間かけて全部読んでも、内容を忘れてしまう」より、「30分で必要な箇所だけ読み、内容を覚えている」方が有意義だとは思いませんか?
今回紹介する『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著)は、そんな「有意義な読書ができる」本です。
- 「本を30分で読める」ようになる(内容も覚えている)
- 読書の「意義」が学べる
- 読書の「アウトプットの仕方」が学べる
本の紹介
■内容
あっという間に本1冊の内容を頭に入れて、結果に結びつける。そんな理想的な読書術をYou Tube図書館を開設する金川顕教氏が解説します!
著者は現在、月に60冊のペースで本を読破しています。
本書ではその経験から導き出したオリジナルのノウハウをもとに、成果に変えるためのアウトプット読書術を紹介。この本を読めば、“読んだのに何も残らない読書”とは、さよならできます!
■著者 金川顕教(かながわ・あきのり)
公認会計士、経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、出版プロデューサー、事業家、作家。
三重県生まれ、立命館大学産業社会学部卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格し、世界一の規模を誇る会計事務所デロイトトウシュトーマツグループの有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。トーマツでは、不動産、保険、自動車、農業、飲食、コンサルティング業など、さまざまな業種・業態の会計監査、内部統制監査を担当。数多くの成功者から学んだ経験を活かして経営コンサルタントとして独立し、不動産、保険代理店、出版社、広告代理店などさまざまなビジネスのプロデュースに携わる。
「量からしか質は生まれない」をミッションとして、一人でも多くの人に伝えるために執筆活動を開始し、ビジネス書、自己啓発書、小説など多岐にわたるジャンルでベストセラーを連発している。
出典元:http://www.horei.com/book_978-4-86280-778-6.html
なぜこの本を読んだのか?
私は週に1冊、ビジネス書や実用書を読みます。1冊大体3〜4時間で読みます。
しかし、少し時間が経つと内容は何となく覚えているだけ。現実社会でその読書が身になっていない気がしていました。
「アウトプット」の本も読みましたが、以前より少しだけ読書の内容が身に付いた程度。
「もっと本の内容をしっかりと自分のものにしたい。そして、現実社会でその知識を活かしたい。」そのように感じていました。
その中で、自分がやっている方法よりも「もっと良い読書術があるのではない?」と思いこの本を手に取りました。
結果は手にとって大正解でした。
印象に残った箇所
私の読書方法の主な特徴は3点です。
『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著) 3ページ
- 1冊の本を1回だけでなく、それぞれ違う方法で4回読む
- 1冊の20%を読むことで本全体の80%を理解する
- 読んだ内容を誰かに伝える「アウトプット」を重視する
最初にも書きましたが、この本では、本を1冊まるまる読むのではなく、「必要な箇所だけ」選んで読む方法を紹介しています。
著者の主張は下記です。
「自分に必要な部分を選んで読む」「それをしっかりと自分のものにする」ほうが、1冊読んでもその内容をほとんど覚えていないよりも、役に立つ読書と言える
『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著) 68ページ
この箇所は非常に同意できました。
そのうえで、著者は読書の目的を下記だと主張しています
現代の読書の目的は、情報を得ることだけでなく、自分の思考力を鍛えること
『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著) 107ページ
そして、そのために読書を通して、下記のように成長ができると言います。
毎日読書することによって1%ずつ成長したとすると、1年間で約38倍の成長が実現できます。
『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著) 233ページ
他人に勧めたい理由
「本は1冊まるまる読む。」というのが、読む前までの私のスタンスでした。ほとんどの人も私と同じでこのようなスタンスだと思います。
それで、「読書が自分の身になっている。」と言う方は、そのままでも問題ないでしょう。
しかし、「本を1冊まるまる読むが、内容がうろ覚え」という方は、この本を是非読んでいただきたいです。
「こんな読み方もあるのか!」という新しい発見をすることが出来ます!!
著者が紹介する本の読み方は下記の通りです。
本をステップ毎に異なる読み方をすることで、4回読む
- ステップ①【予測読み】カバーや帯、著者紹介から本の内容を予測
- ステップ②【断捨離読み】一通り本をめくり、気になるところをチェック(この段階ではまだ内容は読まない)
- ステップ③【記者読み】ステップ②でチェックしたところを熟読。著者の主張について、自分の意見を考えながら読む
- ステップ④【要約読み】他人に内容を説明する(=アウトプット)を意識しながら、本を要約し全体像をつかむ
ステップ①〜④までに必要な時間は著者の場合、約30分とのことです。
まとめ
今回は『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』(金川顕教/著)を紹介しました。「読書をして内容を覚えている」も大切ですが、「読書を通して、どのように思考力を鍛える方法」はさらに大事です。
次回では「「読書を通して、思考力の鍛え方」」について解説しますので、こちらの記事も是非とも併せて読んでみてください。
今回紹介した書籍は⏬。興味が湧いた方は、是非一読ください。