投資で結果を出すための最大の秘訣はなにか?
それは、「長期間保有すること」です。
長期間保有することで、「利益が利益を生む」。これが複利の力です。
時間は誰にでも平等です。時間を味方につけることで、誰でも資産を築けることができるのです。
この記事を読むことで、お金についての普遍的な真実や知恵を得ることができるでしょう。
この記事は、投資アドバイスメディア「モトリーフール」、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニストであるモーガン・ハウセルの全世界累計200万部のベストセラー著書を参考にしています。
『『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 』モーガン・ハウセル(2021年/ダイアモンド社)
- 投資における複利の力を理解できる
- 資産運用における重要な知識を得られる
- 経済的成功に一歩近づける
そもそも複利とは何か?
複利とは「当初の元本+利益」を再投資して新たな利益を得る方法。
簡単に言うと「利子に利子がつくこと」です。
1年目:100万円(元本)→103万円(元本×1.03%)
2年目:103万円(元本×1.03%)→106万円(元本×1.03%×1.03%)
3年目:106万円(元本×1.03%×1.03%)→109万円(元本×1.03%×1.03%×1.03%)
この例のように雪だるま式に投資額が増えて行きます。
かの有名なアインシュタインも「複利は人類最大の発明」という言葉を残しています。
ちなみに複利には「72の法則」というものがあり、「72÷利率」すると元金が2倍になる回数が算出できます。
上記の例なら、「72÷3(%)」=24なので、24年で元金が2倍になります。
ウォーレン・バフェットの経済的成功にも影響大
“投資の神様”ウォーレン・バフェット(93歳:2024年時点)をご存じでしょうか?
2021年時点でのウォーレン・バフェットの純資産は845億ドル。途方もない数字です。
しかし、そのうち842億ドルは50歳の誕生日を迎えた後に増えたものであり、さらにそのうち815億ドルは65歳以降に増えたものです。
もし、ウォーレン・バフェットが50歳の誕生日前に投資を止めていれば、彼の純資産は3億ドルで終わりました。65歳で投資を止めていれば、30億ドルで終わっていました。
これこそ複利の力なのです。
ウォーレン・バフェットの経済的成功は、長期間(3/4世紀)にわたって投資をし続けた(複利の力を最大限利用できた)のが大きな要因なのです。
複利の効果を得るためには、「市場から退場しない」
投資で成功するためには、長く投資を続ける必要があります。そのためにも市場から退場するようなリスクは避けるべきなのです。
「巨額なリターンを得られるかも知れない」という投資は、魅了的です。また直感的には、それが一番お金持ちになる近道のように感じます。
しかし、巨額なリターンを得るためには、破滅するほどのリスクを伴うならば、その投資は熟考するべきです。
成功をするためには、リスクを取らなければなりません。しかし、自分を破滅(破産)するリスクは避けるべきです。
なぜなら、投資で成功するためには長く投資を続けなければならないからです。
長期的に投資はパフォーマンスを上げることは過去の実績から証明されています。米国市場で利益を上げられる確率は1日なら50%、1年なら68%、10年なら88%、20年では(現在のところ)100%になっている。ゲームに参加し続けるほど、はっきりと勝率は上昇するのです。
リスクはとっても、市場から退場しない(将来的にリカバリーできる)程度に抑えることが、成功につながる近道なのです。
まとめ
今回は、資産を築くための最重要である「複利の力」について、解説しました。では、この複利の力使うにしても、「何に投資するのか」も重要です。
以下の記事では、誰でもで資産を築くのに再現性がある「インデックス投資」について解説していますので、こちらの記事も是非とも併せて読んでみてください。
またこの記事に興味が湧いた方は参考にした書籍も是非、一読ください。あなたの金融リテラシーを高めてくれることでしょう。
- この記事は利益を保証するものではなく、損失を被った場合でも一切の責任を負いません。
- できる限り正確な情報提供を心がけておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。
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