プレゼンが「苦手」という方はたくさんいると思います。
(私もその一人です。)
しかし、大なり小なり(社内外問わず)何かを提案しようとすれば、自ずとそれはプレゼンです。
苦手なままでいるより、少しでも上手くなった方がいいでしょう。
そこで、今回は「今日から誰でも出来る!プレゼン発表の話し方」を紹介します。
何も難しいことは書いていません。
プレゼン中に少しコツを意識することで、「プレゼンが伝わりやすくなる」。
そんな簡単なコツを紹介しています。
騙されたと思って、やってみてください。
すぐに、自分の「プレゼン」の変化に(上手くなったと)気づくことでしょう。
テンションを上げる
プレゼンを始めるとき、何もせずに第一声を発してはいけません。
元気のない、張りのない声でプレゼンをスタートしてまう可能性があります。
これを解消するため、プレゼンを始める前に、心の中で「ヤッホー」を3回言う。
1回目は「ド」、2回目は「ミ」、3回目は「ソ」の音程で。
(音階の正確さは気にしなくてもOKですが、音階と声量を段階的に上げるイメージです。)
3回目の「ヤッホー」の音程と声量を保ったまま、プレゼンの第一声を発します。
「ヤッホー」「ヤッホー」「ヤッホー」「皆さん、こんにちは!」
何もせずにいきなり第一声を発するのと、3回目の「ヤッホー」のエネルギーでプレゼンを始めるのでは、印象が劇的に変わります。
プレゼンは聞き手とのキャッチボール
一方的にあなたが情報を伝えるだけのプレゼンはNGです。
人は情報を聞いたからと言って、納得するわけではないのです。
納得して、人を動かすためには、「人の心を動かす」必要があります。
そのためにも、聞き手と会話の「キャッチボール」ができるかがカギ。
例えば、「こんにちは〜」と発言したら、聞き手が「こんにちは」が返ってくる「間」を十分に置くのです。
(聞き手が実際に「こんにちは」は言わなくても、この「間」を置くことで、聞き手が考える「間」を用意するのです。)
「〜。」を「〜?」に変えるだけもOK
プレゼンが苦手という方は。語尾の「〜。」を「〜?」に変えるだけも効果は絶大です。
語尾の「〜。」を「〜?」に変えだけで、その文節は「会話っぽく」なり、「一方的な自分語り」から「聞き手との会話」に変わり、聞き手はあなたに好感をもつでしょう。
- 「〜が必要なのです」→「〜が必要なのではないのでしょうか?」
- 「〜課題です」→「〜が課題なのではないでしょうか?」
しかし、全ては「〜?」にしてしまうのはNGです。
「自分の意見がないのではないか?」「根拠もなく、話しているのでは?」という印象を聞き手に与えてしまいます。
【語尾】「〜。」:「〜?」(質問・問いかけ)=6:1。
これが、プレゼンの達人が使用している割合です。
是非、意識して、「〜。」だけでなく「〜?」も文章の中に混ぜてください。
プレゼンの「メリハリ」を声で作る
プレゼンをうまくするなら、この「声」も気にしないといけません。
人の印象の決定づける要素の「4割」は「声」です。
(残り5割が「見た目」、1割が「言葉」。)
「声」で重要なのは「大きさ」ではなく、「メリハリ」です。
(もちろん「声」が「小さ過ぎる」のはNG。)
プレゼンで「重要なポイント(キーワード)」はゆっくり話すなど、スピードにも緩急をつけるのです。
プレゼン発表が、全部同じ「スピード」「大きさ」では、聞き手はあっという間に飽きてしまします。
飽きさせないためにも「スピード」をゆっくりにしたり、「声の大きさ」を大きくしたり、小さくしたり、プレゼン内でも「メリハリ(変化)」をつけるのがカギになります。
アイコンタクトを意識する
「声」の次は「目線(アイコンタクト)」です。
「プレゼン=キャッチボール」なら、すぐに意識して最大の効果が出るものが「アイコンタクト」。
「アイコンタクト」を交わすことで、話し手と聞き手の気持ちが通じ合い、共感しやすくなるのです。
「プレゼン=キャッチボール」ですので、聞き手ひとりひとりと目線を交わしていくのです。
ポイントは聞き手が「話し手は私に話をしている!」と思わせれるかどうかです。
スライドや手元原稿に必要以上に目をやるのはNG!
プレゼン時間の7割以上は聞き手の方を見て発表するようにしましょう。
- 冒頭の30秒
- 情報が少なく、読み上げる必要があまりないページ(スライド)
- 強調したい言葉やメッセージ
- 「さて」「ところで」の接続語で、場面展開のとき
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたは無意識でどれだけ、やれているでしょうか?
「無意識でやれている」または「こんなことしなくても結果が出ている」。
そんな方は、今回紹介したことを無理にする必要はないでしょう。
しかし、「プレゼンが苦手」または「プレゼンの結果が出ていない」。
そんな方は、是非、試してみてください。
ちょっとしたコツを意識するだけなのに、あなたの「プレゼン」が劇的に変わるかも知れません。
『世界最高の話し方』岡本純子(2020年/東洋経済新報社)
参考文献⏬の本を読むことで、さらに理解を深めることができます。
世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール [ 岡本 純子 ] 価格:1540円 |
コメント