『数値化の鬼』で学ぶ!変数に注目して、仕事の効率を上げるコツ

『数値化の鬼』で学ぶ!変数に注目して、仕事の効率を上げるコツ 仕事のコツ
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仕事をしていて、「思った通りに成果が出ない。」「効率は思ったより上がらない。」と思っている方は、仕事の変数に注目してみてはいかがでしょうか?

例えば、あなたがどんなに頑張っても、「変えることができない」または「少ししか変えることができない」ものに注力して、仕事の成果を出そうとすることは無理ゲーです。

効率が悪くいために、まさしく「労多くして功少なし」です。

それよりも、あなたが動くことで、「変えること」ができる「変数」に注力し、成果が上げましょう。

この記事では、『数値化の鬼』(安藤広大)で紹介されている仕事の「変数」に注目することで、仕事の効率を上げるコツを紹介します。

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「変えられること」と「変えられないこと」を見分ける

仕事の作業、利益、時間を効率化するために「何」を変えるべきか?

あなたも、常日頃この様に考えて、仕事をしていると思います。

何も考えずに、思いのまま、目につくものを変更しても、効率化は図れませんし、それこそ非効率です。

そこで、まず行うことは、自分の仕事で、「変えられること」と「変えられないこと」を見分けることです。
世の中に「変えられること(ex.自分の行動)」と「変えられないこと(ex.天気)」があるように、仕事にも「変えられること」と「変えられないこと」があるのです。

それなのに多くのビジネスパーソンは下記の2パターンで苦しんでいます。

  • 「変えられること」を変えられないと思い込んでる人
  • 「変えられないこと」を変えようとする人

「変えられること」を変えようと努力し、「変えられないこと」は早々に見切りをつけることが本来すべきことなのです。

仕事における「変数」を探す

この見極めに大事なのが、「変数」という考えです。

変数」とは

一次方程式 y=ax+b
「x」が変数であり、それにより「y」の値が変化
(「a」「b」は与えられた数字であり、変わらないので「定数」という)

この式のように、我々、ビジネスパーソンの仕事でも同じことが言えます。
変数」である「x」(「変えられること」)を探し、それを変化させることで、「y」(仕事の成果)が最大化するのです

逆に「a」「b」の様な「定数」(「変えられないこと」)を変えようと注力しても、「y」(仕事の成果)は変化しないのです。

自分の仕事を細分化して「変数」と「定数」を見極める

自分の仕事の「変数」と「定数」を見極めるためには、まず自分の仕事を細分化する必要があります。
その上で、細分化した仕事の要素が「変数」or「定数」かを見極めるのです。


例えば、あなたの仕事を下記の様に細分化できるとします。

仕事における「変数」の例

売上=顧客数(変数)×アポイント率(定数)×成約率(定数)×平均単価(定数)

あくまで例です。
この様に仕事の要素を「変数」or「定数」と見極めたとします。

「定数」である「アポイント率」「成約率」「平均単価」は、あなたがどんだけ努力しても変化することはできません。

それよりは「変数」である「顧客数」を増やすため、行動量を増やす方が、あなたの仕事の成果を最大化できますし、効率的です。

このように、仕事の要素で、自分の成果を最大化できる「変数」を見つけ出し、そこに自分のリソースを振り分けるのです。

(自分の仕事の「変数」は1つとは限らないので、「変数」の中で一番重要(効果がある)ものを選び必要があります。)

効果がある「変数」だったかどうかを「数字」で振り返る

自分がやったことが本当に「変数」であったか、見極めるのも重要です。

自分が「変数」と思っていたことが、「定数」であった場合、どんなに頑張っても、仕事の成果が上がることはないでしょう。

この場合、重要になるのが「数字」で振り返るということです。
「何となく上手くいった気がする」とか「売上が上がった気がする」とかの感覚論はNG。

必ず「数字」で確認しましょう

例えば、先ほどの例ならば、「顧客数が2倍になったので、売上も2倍になった(=「変数」だった)」。

あるいは「どんだけ頑張っても顧客数が変化しなかった(=「定数」だった)」等。

「次はどうするか?(改善)」を考える

前項で、「数値化」して確認ができれば、次のアクションに移ります。
やることは単純。

「次の行動(改善)」
  • 自分が考えた通りに上手く成果が出てる(成功)→その調子でさらに攻める
  • 失敗だった(未達)→他にどんな方法があるか考える

この2択のみです。

前者は自分の取り組みを変化させる必要はないです。

ひたすら、自分が考えた(そして、成果が出ている)通りに仕事に取り組みましょう。

難しいが、重要なのは後者です。

この場合は、自分の失敗を認めなければなりません。

ここで失敗を失敗と認めない人は、成長が止まります。


やり方を間違えたのであれば、それを素早く認めて次の行動に移る必要があります。

しかし失敗を認めない人は、それができずに「失敗している」やり方を無駄に続けて、時間もリソースも消費してしまうのです。

ここでも大事なことは、結果を「数値化」することで、客観的な事実として受け入れるのです。
(数値化で、自分や他人の感情を排除)

まとめ

今回の記事では、仕事の効率化を実現するためのコツや仕事術を紹介しました。

仕事の効率化は誰もが求めるものですが、具体的な方法が分からないという方も多いはずです。

この記事を読んで、効率化の重要性や具体的な手法を学んでいただければ幸いです。

また下記の「あわせて読みたい」では、さらに仕事の効率化を実現したい方におすすめの記事です。効果的な仕事の取り組み方のコツを紹介しています。

悩んでいる会社員の方々にとって、仕事の効率化を実現するためのヒントが詰まった記事となっています。

参考文献

『数値化の鬼 -「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法-』安藤広大(2022年/ダイヤモンド社)

参考文献⏬の本を読むことで、さらに理解を深めることができます。

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