がむしゃらに仕事をしているけど、評価されない。
なぜなのか?
そんな経験をしたことはないでしょうか?
そんな時は、仕事に対するアプローチの仕方が間違っている可能性があります。
何も考えずにがむしゃらに仕事をしたからと言って、仕事が評価されることはないのです。
仕事に取り組む前に、まず「取り組むべき問題(イシュー)」を明確にすること。
それが重要なのです。
この記事では、『イシューからはじめよ』(安宅和人)で書かれている考え方をもとに、仕事へのアプローチするコツを解説します。
「取り組むべき問題(イシュー)」を明確にすることで、あなたの仕事は「評価される仕事」に変わることでしょう。
仕事で「一番最初にする」ことは「問題(イシュー)を明確にする」
仕事を行う上で、一番重要なのは、「問題(イシュー)を明確にする」ことです。
まず最初に仕事の「問題(イシュー)を明確にする」のです。
そうすることで、仕事で自ずと取り組むことも明確になります。
また取り組むことが明確になり自分が行うことを客観的に説明できるので、他人と共有するとき無駄な誤解や混乱を防ぐことができます。
しかし、「問題(イシュー)」を明確にしないで、とにかくがむしゃらに仕事を行えばよい!と考えている人が少なからずいます。
残念ながら、そのやり方では無駄が多すぎます。
その場合、仕事で何をすべきかもが不明確になりまし、その結果、時間も浪費します。
そんな仕事が大きな成果を得ることもないでしょう。
そんな仕事(成果)を高く評価する上司や顧客がいるでしょうか?
そんなことにならないためにも、まずは「問題(イシュー)は何か?」を明確にすることにしましょう。
「価値のある仕事」を分解すると
仕事の価値は「イシュー度(課題の質)」と「解の質(解決度合い)」で分解可能です。
- イシュー度(課題の質)
仕事の問題に答えを出す必要性の高さ - 解の質(解決度合い)
その問題(イシュー)に対して、解決の質
自分の仕事を「価値のある仕事」にするためには、「イシュー度(課題の質)」と「解の質(解決度合い)」の両方が高くする必要があります。
それなのに、多くの人は「解の質(解決度合い)」のみが重要と考えて、「イシュー度(課題の質)」については、あまり考えません。
しかし本当に、自分の仕事を(周りに評価される)「価値のある仕事」にするのなら、「イシュー度(課題の質)」こそが重要になるのです。
なぜなら、「イシュー度(課題の質)」が低い仕事は、どんなに「解の質(解決度合い)」が高くても、上司や顧客から見た価値はゼロに等しいからです。
つまり、誰でもできる仕事(=「イシュー度」低い)を完璧にこなした(=「解の質」高い)ところでで、あなたの評価が上がることは少ないのでしょう。
それよりも、誰でもできない仕事(=「イシュー度」高い)を少しでもできる(=「解の質」低い)方が、評価されるかも知れません。
自分の仕事を「価値のある仕事」にする
自分の仕事を「価値のある仕事」にするには、まず自分の仕事を「イシュー度(課題の質)」が高い仕事にのみに絞ることが重要です。
そして、その後に「解の質(解決度合い)」を上げていく。
繰り返しになりますが、「イシュー度(課題の質)」が低い仕事で、いくら結果を出しても、あなたがやった仕事の価値は上がりません。
また評価されることもありません。
なぜなら、その仕事に価値がない(or 限りなく低い)からです。
また自分が行う仕事に対して、何も考えずにがむしゃらに働き続けるのもNGです。
多くの仕事に対して、質の低いアウトプットが残るだけで、何も評価されないでしょう。
そうならないためにも、行う仕事は「イシュー度(課題の質)」の低いものはせず、「イシュー度(課題の質)」の高いものだけに絞るようにしましょう。
これを繰り返すを行うことで、イシュー度(課題の質)」の高い仕事に対して、「解の質(解決度合い)」が高くなり、あなたの仕事は「価値のある仕事」になり、周りから評価されることになるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
何も考えずにがむしゃらに働く。
そんなことをしても「イシュー度(課題の質)」と「解の質(解決度合い)」という双方の軸から「価値のある仕事」まで到達することはないのです。
「イシュー度(課題の質)」の高いことに絞ったうえで、「解の質(解決度合い)」を上げていく。
その順序で仕事を繰り返すことで、「価値のある仕事」を行えるようになり、上司や顧客から評価されることになるでしょう。
『イシューからはじめよ』安宅和人(2010年/英和出版)
参考文献⏬の本を読むことで、さらに理解を深めることができます。
イシューからはじめよーー知的生産の「シンプルな本質」【電子書籍】[ 安宅和人 ] 価格:1980円 |
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